【アドエビス活用】コンテンツの成果を最大化!SEO対策からサイト内改善まで

「記事ページは作っているけど、本当にCVにつながっているのか」
「コンテンツページ流入後、離脱の多い箇所はどこなのかわからない」
といった課題をお持ちではありませんか?

アドエビスには、広告のご担当者様だけでなく、SEOサイト内の導線改善のご担当者様にもご活用いただける機能があります!

この記事では、アドエビスを使ってコンテンツの成果を最大化するための分析方法を、目的別に分かりやすく解説します。
ぜひ、サイト内のコンテンツの改善にお役立てください。

1.こんな方にオススメ

  • SEO/サイト内改善を担当しており、作成したコンテンツのCV貢献度を把握したい方
  • 作成したコンテンツがCVまでのフローでどの場面で効果を発揮しているか、特定のフローでそのコンテンツが寄与しているかの仮説検証をしたい方

2.機能の概要

アドエビスには、コンテンツ分析に役立つ主要な機能が大きく分けて2つあります。それぞれの計測ロジックが異なるため、目的に合わせて使い分けることが重要です。

①Cookieベースでの計測

Cookieで紐づけて計測を行うため、長期間ユーザーの行動を紐づけて分析が可能です。

  • 対象画面
    全トラフィック>ランディングページ分析/コンバージョン属性/コンバージョンフロー
  • 計測ロジック
    Cookieで紐づけてユーザーの行動を追跡する
  • 主な分析内容
    • 自然検索からの流入ページ分析...SEOの効果測定や改善
    • 流入後の特定のコンテンツへの回遊を含む分析...流入したユーザーをサイト内で育成し、CVにつなげるためのコンテンツの内容/導線の改善

② セッションベースでの計測

セッション単位で、サイト流入~離脱までの細かい導線の把握が可能です。

  • 対象画面
    全トラフィック>サイト内分析
  • 計測ロジック
    セッション単位でユーザーの行動を分析する
  • 主な分析内容
    • セッション内での、サイト内流入~離脱(またはCV)までのユーザー経路の分析...サイト内の離脱しやすい箇所の特定、導線改善

3.分析例

具体的な画面と設定、分析のポイントを見ていきましょう。

3-1.SEOを意識したコンテンツページの分析

必要な設定:各ページへの共通タグの設置
分析画面 :全トラフィック>ランディングページ分析
フィルタ :表示チャネル>自然検索

(1)流入回数/CV/再配分CV/初回接触を確認する。

※「再配分CV」や「初回接触」の定義を動画で解説しております。こちらからご確認ください。

(2)成果に応じて、改善アクションを検討する。

≪データから分かること≫

  • 「https://example.com/column/001」は流入回数が多いが、CVにはあまりつながっていない
  • 「https://example.com/column/002」は流入回数の割に、再配分CV数が多くなっている

≪仮説立て≫

  • 「https://example.com/column/001」は多くのユーザーにとって興味のある内容になっているが、CVへの導線が分かりにくいのではないか
  • 「https://example.com/column/002」は、CVにつながりやすいユーザー層が関心をもつ記事になっているのではないか
    (再配分CVが多いということは、この記事が直接のCVだけでなく、最終的なCVの前のどこかの段階でユーザーの意思決定に貢献している、と考えられるため)

≪アクション≫

  • 「https://example.com/column/001」のCTAの設置箇所やデザインの変更を検討する
  • 「https://example.com/column/002」の関連記事を増やす

※SEO関連機能:Google Search Console連携について
Google Search Console連携によって、Google Search Consoleから該当URLに対する1位の検索ワードを取得し、アドエビス上へ反映することが可能となります。
これにより、検索ワードも加味したデータ分析が行えるようになります。
設定方法や注意点、活用イメージにつきましてはこちらをご参照ください。

3-2.流入したユーザーをサイト内で育成し、CVにつなげるためのコンテンツページの分析

必要な設定:コンテンツカテゴリ設定、各ページへの共通タグの設置
分析画面 : 全トラフィック>ランディングページ分析/コンバージョン属性
フィルタ :集計チャネル>クリック+自然検索+ダイレクト+外部リンク+サイト内

ランディングページ分析

(1)流入数/CV/再配分CVを確認する。
(2)成果に応じて、改善アクションを検討する。

≪データから分かること≫

  • 「https://example.com/column/003」は流入回数が多いが、CVにはあまりつながっていない
  • 「https://example.com/column/004」は流入回数の割に、再配分CV数が多くなっている

≪仮説立て≫

  • 「https://example.com/column/003」は情報提供がメインの内容になっており、興味は持ってもらえるがCVにつながるような設計にできていないのではないか
  • 「https://example.com/column/004」は、読者のニーズにマッチした内容となっており、サービスへの関心を高めることができているのではないか

≪アクション≫

  • 「https://example.com/column/003」の記事内容について、「課題→解決策→事例→CTA」のように読者が次のアクションを起こしたくなるような構成に変更する
  • 「https://example.com/column/003」の流入後、ユーザーがどのページに進んで離脱またはCVしているかを[全トラフィック>サイト内分析>経路分析]で確認する
    CVにつながったユーザーがよく見ているページ(★)があれば、★のページの内容を「https://example.com/column/003」に入れたり、「https://example.com/column/003」から★のページへの導線を分かりやすくしたりする
  • 関連する記事から、「https://example.com/column/004」の記事への導線を増やす

コンバージョン属性、コンバージョンフロー

(1)【広告→コンテンツページ→CV】のような意図した導線になっているかを確認する。
(2)成果に応じて、改善アクションを検討する。

≪データから分かること≫

  • 広告流入後、事例ページを見てCVするユーザーを想定していたが、実際にはそのような経路がほとんどない

≪仮説立て≫

  • 広告のランディングページから、事例ページへの導線が分かりにくいのではないか

≪アクション≫

  • 広告のランディングページの末尾に「事例集はこちら」というボタンを設置する

3-3.サイト流入後の導線改善のための分析

必要な設定:コンテンツカテゴリ設定、各ページへの共通タグの設置
分析画面 :全トラフィック>サイト内分析>ページ別分析/期間分析/経路分析

ページ別分析

  • 直帰率を見て、離脱しやすいページの改善を検討する

期間分析

  • (サイト内のPV数等がKPIの場合)目標の進捗具合を追いかけるために利用する
  • ユーザー行動の時期別・時間別などの傾向を分析し、施策全体の改善に活用したり、キャンペーンの開始時期を検討する

経路分析

  • ランディングページ分析にて、「流入数は多いが、CVにつながってない」というページなど、気になったページを始点に設定し、離脱の多い箇所を特定して改善を検討する
  • 終点をCVページに設定し、CVに至るまでのユーザーの動きを確認する

※条件指定のポイント
[画面右上>条件指定]から始点ページ等の設定が可能です。
特に、「表示設定」の階層数が少ない/表示する経路の割合が大きいという場合、確認したい経路が参照できないケースがございますので、はじめは「10階層」と「0.01%」からなどご確認いただき、ご希望に合わせてご調整ください。

4.おわりに

SEOやサイト改善のご担当者様にもご活用いただける分析機能をご紹介してきましたが、活用イメージをつけていただけましたでしょうか?
アドエビスナレッジサイトでは、本記事でも少しご紹介した「コンテンツカテゴリ」の活用方法もご紹介しております。合わせて読んでみてください!
分析方法に迷う場合は、アドエビスカスタマーサクセスチーム(adebis_success@ebis.ne.jp)にぜひご相談ください!

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