アドエビスユーザー交流会#4

2024年11月29日に、イルグルム大阪オフィスにてユーザー交流会第四弾を開催しました。

今回は「製品にかける想い」と題し、コミュニティ運営や開発メンバーからアドエビスの歴史や今後リリースを予定している機能について、開発秘話も含めてトークセッション方式で解説しました。

開発者から直接お話させていただいたことで、アドエビスをご利用いただく上での安心感や理解を深めていただけた会になったと思います。

今回は、8社9名の方にご参加いただきました!
懇親会が大阪付近のマーケター間交流の機会となり、満足いただけたお声も頂きました。

本記事ではそのユーザー会の様子をご紹介します。

当日使用した資料は、こちらからご確認いただけます。
実際の会の流れについては、資料をご覧ください。

1. イベントの概要

当日は、以下のような流れで進行しました。

これまでユーザー会は東京で開催しておりましたが、今回は大阪のお客様にもユーザー間交流・イルグルム社員との交流をしていただくことができるよう大阪にて開催しました。

アドエビスの開発・保守を担うエンジニアは主に大阪に在籍しています。
エンジニアから直接、どのような”想い”で日々アドエビス・お客様と向き合い開発業務を行っているのかを伝えることで、お客様により安心してアドエビスを利用いただけるようトークセッションを実施しました。

今の機能が実装されている背景や、今後実装されるかもしれない機能の情報を、最短かつ現時点での最も詳細な情報を入手することができるという点も、ご参加いただいた皆様への特典になったかと思います。

2. 当日の様子

オフィスは阪神梅田駅近くのビルにありますが、少し分かりづらいため道中迷われた方もいらっしゃったかもしれませんね(汗)
無事到着された方から名刺交換や談笑をして、開始前から和やかな雰囲気でした。

2-1. コミュニティにかける想い

全体のファシリテーターはサクセス部の南(みなみ)が務めました。

1つ目のトークセッションでは、「助け合い」と「やってみよう」のコミュニティ~アドエビスの「わ」~に関して、カスタマーコミュニケーション企画室 室長の塚原(つかはら)よりお話しました。

こちらはお客様ご来場前の最終チェックの様子です。

カスタマーコミュニケーション企画室は『お客様のマーケティング活動の支援につながるような有益な情報を提供し、高い体験価値を感じていただく』ことをミッションとしておりユーザー会をはじめとしたイベントの企画や、ユーザーコミュニティ、情報サイト「ナレッジサイト」を運営していることをご説明しました。

もし本記事をご覧いただいているお客様の中で、Slackコミュニティ~アドエビスの「わ」~に未参加の方がいらっしゃれば、こちらを確認の上ぜひご参加ください!

2-2. 製品開発にかける想い

2つ目のトークセッションでは、製品開発部 部長の下坊(しもぼう)と、UXデザイン室 室長の加藤(かとう)が登壇しました。

アドエビスの歴史

どのような経緯で今のアドエビスがあるのかをおさらいし、当時開発した機能や新バージョンについて、エンジニアの2人からの裏話も公開しました。

例えば、以下のような裏話がありました。

2021年1月にリリースされた「新バージョン管理画面」ですが、こちらは旧バージョンからシステム自体を丸ごと刷新しています。

刷新するにあたり、旧バージョンで実装されている機能をそのまま載せ替えるのか、もしくは一部改善するのか、あるいはなくすのか、などという検討を行う必要があります。

そのために旧バージョンの仕様を改めて洗い出していくことになりましたが、2004年にリリースされてから機能追加、追加、追加、、、、としてきたアドエビス。仕様は非常に複雑なものとなっていました(汗)
また、当時メインで開発していた者も既に次のステージに旅立っていることも多く、仕様書探しから始まり、生き字引のような社員から情報を収集したり、コードを読み解いたりと、非常に苦労したプロジェクトでもありました。

そのような苦労もありおよそ4年にわたるプロジェクトとなりましたが、お客様のご協力もあり、無事2024年9月に旧バージョンからの完全移行が完了しました。

安心して長く利用いただけるようにシステム自体を刷新することとなり、さらにUIも使い勝手の良いものに改善したということでした。
もし新しいUIの使い方が分からないという方がいらっしゃれば、サポートサイトをご確認いただくか、サクセス担当までお気軽にご相談ください。

アドエビスへの向き合い方

アドエビスをお客様に安心してご利用いただけるよう開発にいたるまでのフローや、日々支えてくれているエンジニア勢の組織体制の中から、特徴的なチームを一部抜粋し、具体的に解説をしました。

≪基盤開発部≫

問題が起こる前に「未然に防ぐ」、それでも問題が起こってしまった時のための「被害の最小化」の二軸でアドエビスを支えています。

常に新しい技術が出てきたりシステム側のアップデートがあり、アドエビスとしてもどんどんそれを取り入れてよりよいものをお客様に提供できればと考えています。それでいて、「安心して使える」ということが大前提です。
そのためにも、基盤開発部は縁の下の力持ちとしてアドエビスを支えているということをご説明しました。

≪研究開発部・メジャメント研究室≫

世の中で日々生まれる新しい技術や規制を日々調査・研究し、アドエビスの機能に活かせないか、対策が必要ではないかを追求しています。

この2組織ですが、社内では「研究開発部=何をやっているかわからない人たち」「メジャメント研究室=何を言っているかわからない人たち」と言われています(笑)
ただこれら2組織の取り組みがあることで、新機能の開発に繋がったり、新たなヒントを得られたりしていることをご紹介しました。

アドエビスの未来像

今後予定している開発ロードマップのうち、以下の3点を抜粋してご紹介しました。

  • 媒体シンクでP-MAX、Microsoft広告対応(2025年4月~6月)
  • 複数ユーザーでビューを共有できるように(2025年4月~6月)
  • 不正CVやテストCVの除去機能追加(2025年10月~12月)

研究や調査から開発が決定した機能や、お客様の声から検討土台に乗った機能もあります。

アドエビス以外の製品

「データとテクノロジーによって世界中の企業のマーケティング活動を支援し、売り手と買い手の幸せをつくる、マーケティングテクノロジーカンパニー」を掲げるイルグルムとして、計測領域以外でもマーケティング活動の支援となるサービスを提供しています。

マーケティング全体の向上を目指し全社的にマーケターの皆様を支援していきますので、当日の資料をご覧になった際にもし詳細が知りたいサービスがあればお気軽にご相談ください。

まとめ

最後にエンジニアの2人から、今後も「お客様への理解をより深める」「データや変化から新たな価値を生み出す」を体現していくという想いをお伝えし、トークセッションは幕を閉じました。

2-3. 懇親会

ユーザー会恒例の懇親会では、食事と飲み物をご用意しました。

※僅かばかりですが、クリスマス先取り仕様にしてみました。

お越しいただいたお客様同士やイルグルム社員とも和気あいあいと会話されており、とてもリラックスした雰囲気で交流いただけている様子が伺えました!

初めての大阪開催のため告知したての頃は参加者が集まるか不安でしたが、ユーザー会史上最も多い社数のお申込みがありました。
結果的にマーケターさん同士の交流も、ユーザー会終了ギリギリまで盛り上がっていました!

「大阪ではあまりマーケターの集まりがなかったので、開催してもらえて嬉しい」というお声も頂き、東京だけでなく大阪でもユーザー会の開催は皆さまのためになるということを実感できた懇親会でした。

3. 全体の満足度

参加後のアンケートやメールにて、

  • 他社様との情報交換の機会をいただけて大変有意義な時間を過ごせた
  • アドエビスについて理解が深まった
  • 開発者の声を直接聞くことができて良かった

などの感想をいただくことができました。

「人気の活用術を聞けたらもっと良かった」というようなお声もいただきましたので、近々実施するユーザー交流会にて取り入れられるよう検討しております。

最後に、ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
今後も大阪開催できたらと思いますので、機会があればぜひご参加ください。

今後のアドエビスユーザー交流会の開催情報は、アドエビス・CAPiCOユーザー限定のSlackコミュニティ「アドエビスの「わ」」や本ナレッジサイトでご案内します。
今回ご参加いただいた皆様はもちろん、初めての方もぜひお気軽にご参加ください。

アドエビスの「わ」詳細・参加申し込みはこちら

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