アドエビスユーザー交流会#3
2024年9月30日に、イルグルム東京オフィスでユーザー交流会第三弾を開催しました。
前回と同様に今回もワークショップ形式にて、「コンバージョン属性と向きあおう」と題し参加者同士でグループに分かれて”コンバージョン属性”について様々な情報交換を行いました。
前回は自分で自社のことを考える個人ワークでしたが、今回はグループ内で興味のあるテーマを選び、各自の意見や実話をお話いただきました。
みなさんのリアルなマーケティング事情から、たくさんの学びを得ることができた会になったと思います。
今回は、8社16名の方にご参加いただきました!
皆様活発に情報交換してくださり、本記事ではそのユーザー会の様子をご紹介します。
当日使用した資料は、こちらからご確認いただけます。どのようなトークテーマがあったのかは、資料をご覧ください。
1. イベントの概要
アドエビスでは広告施策の量的評価(クリック数やCV数など)ができるだけでなく、質的評価(ターゲットユーザーのCVが獲得できていたのかなど)も可能です。
その質的評価を行うことができる機能が『コンバージョン属性』です。
分析のためには、CV時の情報(会員番号や購入金額、資料請求番号など)を取得する設定をしていただく必要があります。設定は必要ですが、計測対象サイトでデータさえ持っていれば個人情報以外の幅広い情報をアドエビス上で取得することができるため、その活用方法は大変多岐にわたります。
そこで、コンバージョン属性情報をすでに取得しているユーザーの皆様にお集りいただき、活用方法や分析結果、分析や設定上の悩みなどのコンバージョン属性にまつわる情報交換から”やってみたいこと”や”悩みの解決”に繋げていただけるようなグループワークを開催しました。
このユーザー会を通じて、コンバージョン属性機能の活用の幅を広げていただくきっかけになれば嬉しいです。
当日は、以下のような流れで進行しました。
2. 当日の様子
開場後すぐに、皆様積極的に名刺交換をしてくださり、最初から和気あいあいとした活気のある雰囲気で始まった今回のユーザー会の様子をご紹介します。
2-1. 運営ご挨拶と企画趣旨やワークのご説明
今回も、講師はカスタマーコミュニケーション企画室の檜本(ひのきもと)が担当しました。
冒頭ご挨拶として、カスタマーコミュニケーション企画室は『お客様のマーケティング活動の支援につながるような有益な情報を提供し、体験価値を感じていただく』ことをミッションとしておりユーザー会をはじめとしたイベントの企画や、ユーザーコミュニティ、情報サイト「ナレッジサイト」を運営していることをご説明しました。
その有益な情報の中には、ユーザーが持つリアルなマーケティング情報も含まれると考えているため今回のユーザー会では、そのユーザーの持つ貴重な情報を提供し合ってユーザー同士のより良いマーケティング活動に活かしていただきたいとお話しました。
もし本記事をご覧いただいているお客様の中で、ユーザーコミュニティに未参加の方がいらっしゃれば
こちらを確認のうえご参加ください!
今回取り扱ったテーマは『コンバージョン属性』です。コンバージョン属性とは、サイト側で保有するCV内容に関する情報(注文番号、資料請求番号、購入金額など)をアドエビスの計測データに紐づけすることができる機能です。
そのため、クリック数・CV数といった量の評価だけではなく、ターゲットとしていたユーザーのCV獲得ができているか、購入単価を高めることができているのかといった”質”の評価することができる機能です。
コンバージョン属性画面の見え方については、こちらのサポートサイトをご参照ください。
CVポイントごとに取得するデータも変更でき、最大7項目のデータを取得することができるため取得データの種類や使い方が大変多岐にわたり、使い込みしたくなる面白い機能です!
しかしながら、様々な使い方ができてしまうがゆえに使いこなせている自信を持ちづらい機能でもあります。
そこで「新しい活用方法の発見」をしたり、「想像以上に使いこなせていたんだ」という自信に繋げていただけるよう、みなさんで情報交換のグループディスカッションをしていただくワークショップを開催しました。
グループワークに進める前に、講師の檜本がアドエビスユーザーであった時(アパレルECのマーケティング担当)に分析した内容を少しご紹介しました。
複数ブランドを展開していたアパレル企業のマーケティング担当をしていたのですが、各ブランドで顧客像を定めておりそこにあわせて施策検討(広告配信のターゲティング設定など)をして広告配信をしていました。
この顧客像はブランド担当者が「このような人に楽しんでいただけるように洋服展開をする」という意味で決めたある種のブランドイメージのようなものだったため、実際の購入層はどうなっているのかをデータ分析したところ実態とは異なっていたという事例です。
※数値の違いについては資料の17~18ページを参照ください。
分析の結果、想定と現実が違っていたのですが、違っていたことそのものが悪いわけではありません。
大切なことは、違いを把握したうえでどのような戦略をとるのかです。
檜本の経験では、実際の購入層に合わせた施策検討をすすめ、広告配信のターゲティングや広告配信面の再検討、ECサイトコンテンツの企画変更などに取り組みました。
その結果、一部施策においては過去最大のCV数獲得に繋がったりと良い結果も出すことができました。
2-2. ワークショップ
さて、ここからはお待ちかねのグループディスカッションです。
4名ずつグループに分かれていただき、今回は4グループそれぞれで情報交換しました。各チームには、カスタマーサクセス担当が1名ついてモデレーターを務めさせていただきました。
今回はお手元に軽食もご用意して、お食事しながら気軽な気持ちでお話いただけるような環境作りにも挑戦してみました!
進め方はシンプルで、自己紹介から始めていただいてご用意しているトークテーマなどから話したい話題に沿ってお話するという形で実施しました。
ご用意したトークテーマをいくつかご紹介します。その他ご用意したトークテーマについては、資料をご覧ください。
各テーブルの雰囲気はこのような感じでした!皆様、少しずつ打ち解けていただきお互い刺激になるような有益な情報をお話してくださいました。
こちらはAチーム、Bチームのご様子です!
つづいて、Cチームのみなさんのご様子です!
最後に、Dチームのみなさんです!
ワーク中に共有いただいた情報の一部を、ご紹介します。
コンバージョン属性以外のマーケティング全般における知識や課題の共有もしていただけて、運営としても活発な議論の姿を拝見できたことはとても嬉しかったです。
- コンバージョン属性情報を月に1回ダウンロードして、成約率の分析を行っています。
- 毎日コンバージョン属性情報をダウンロードしてスプレッドシートに転記しています。他部署から要望があれば、間接効果のデータも含めてデータを出して共有しています。
- 属性情報として取得したい項目がまだ沢山あるので、8項目以上取得できるようになってほしいです。
- 取得している情報としては、居住地・性別・年齢を取得して分析しています。
- チラシにQRコードを掲載し、それをアドエビスで計測したところ効果があり、紙媒体も有力だなと実感した例がありました。
この他にも、アドエビスのデータを外部ツール(Looker StudioやTableauなど)を使って分析されている方も数名おられました。運営側ではありますが、皆様の活用方法はとても勉強になり興味深い内容が多く楽しい時間でした。
2-3. 懇親会
ワークショップの後は、懇親会を実施しました。軽食とお飲み物をご用意しまして、今回ご参加いただいた皆様と弊社運営スタッフと共にさらに交流を深めることができました。
皆様積極的にお話されており、ワークショップ内で聞き漏れたことをご相談されていたり、自社のマーケティング課題の悩みを相談し合ったりと、談笑しつつも真剣なまなざしで交流していただけたことがとても印象的で素敵な時間となりました。
「同業界での交流会も参加してみたい」、「企画してくれれば参加する!」というご要望もいただきました。運営としては前向きにユーザー会を受け止めて、ご要望内容も伝えていただけたことがとても嬉しかったです。
これからもユーザーの皆様と共に、ユーザーの皆様のための企画を考え実施していこうと我々が元気をもらった懇親会で幕を閉じました。
3. 全体の満足度
参加後のアンケートやいただいたメールでは、
- 広告計測について、同じ悩みを抱えているのだということを共有できました
- ざっくばらんにお話を伺うことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました
- 多くの企業さま、貴社ご担当者さまと楽しくお話しでき貴重な時間となりました
- 他社の方のアドバイスを聞くことができました
などの感想をいただき、満足度の高い会となりました。
今回はグループディスカッションのワークショップであり、事例の共有や勉強会という要素は少なかったため「事例を聞きたかった」、「アトリビューション分析について知りたかった」というようなお声もいただきましたので、次回以降の企画でご希望にも添える会をご用意できればと思っております。
最後に、ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
今後のアドエビスユーザー交流会の開催情報は、アドエビスユーザー限定Slackコミュニティ「アドエビスの「わ」」や、本ナレッジサイトでご案内しますので、今回ご参加いただいた皆様はもちろん、初めての方もぜひお気軽にご参加ください。
アドエビスの「わ」の参加方法はこちらをご確認ください。
https://knowledge.ebis.ne.jp/concept/
今後もお客様が今気になっている情報などのご意見を収集して、ユーザー会やウェビナーなどの企画をしていきますので、ご要望がございましたら以下よりお気軽に投稿してください。