円者と語らう!ランチタイム雑談会(テーマ:AI)

ランチを食べながら、コミュニティリーダー「円者(えんじゃ)」を含めたマーケター同士が気軽に話せるオンライン雑談会を開催しました!

この会は、マーケター同士で雑談・情報交換することにより、お互いのマーケティング活動の向上を目指しています。
Slackコミュニティでのテキストコミュニケーションではハードルを感じる方や、オフラインユーザー会にはなかなか参加できない方も交流ができるようにと、オンラインで実施しました。

記念すべき初回のテーマはAI
この記事では、どのような会話が繰り広げられたのか、かいつまんでご紹介します。
参加したかったけどできなかった、当日話した有益情報が知りたいという方は、ぜひご覧ください。

音声で聞きたいという方は、ラジオ感覚で以下録音をお聞きいただけます。

1. 当日のトピックス

当日は、円者の冨田さん、岸下さん、浜田さんとファシリテーターの弊社檜本、飛び入り参加の弊社佐藤、聞くだけ参加者を含め、9名が参加しました。

始めに画面ONの参加者で自己紹介をし、場の空気が温まったところで、AIの話題に移りました。

今回進行いただいた皆さま

1-1. AIが出てきた当初からの急速な進歩

まずはAIが出てきた当初の振り返りから。急速に日常や業務にAIが浸透してきており、下記のように実感しているという会話がありました。

  • 文章編集において以前は校正ツールなどを使っていたが、現在ではGeminiのようなAIにより機械的な校正であれば十分なクオリティになっている。
  • かつてはプロンプトの書き方が非常に重視されていたが、最近ではバナーラフ案をChatGPTで作成する際に、ざっくりとした指示でも意外と参考になるような回答を返してくれるようになった。

1-2. Veo3(ベオスリー)、Midjourney(ミッドジャーニー)での動画生成

以前円者の浜田さんはコミュニティにて、Veo3を使って作成した動画を公開してくださいました。
(アドエビスの「わ」への参加はこちら

Midjourneyでは既存の静止画を動かすこともできるようになっており、簡単なプロンプト(例:「羽根を少し動かして、キョロキョロさせて」)でも高品質な動画が作れる」と、Midjourneyを使って作成した動画も見せてくれました。

皆さん驚きの表情で、聞くだけ参加者からもスタンプで「すごい」とリアクションがありました。

また、下記のような話題にも触れました。

  • Xで音声も含め全てAIで生成された広告動画が流れてきたことがある。BtoB分野など説明が難しい商材をイラストを使って説明する動画にもAI活用が有効なのでは?
  • 動画生成AIツールは有料とは言え、コストは外注するよりも安価であるため、例えば月額3万円程度の費用で安く多くのクリエイティブを試すこともできる。そこから使うかどうか判断したら良いのではないか。

一方で、クリエイターの仕事が減る可能性に対する複雑な感情も示されました。

1-3. 将来リスティング広告がなくなる?

雑談会後半では、急速なAI普及による消費者の検索行動の変化についても話題に。
下記の話に全員が頷いていました。

  • 最近では、消費者はAI(例:ChatGPT)にサービスを尋ね、そこで出た結果に基づいて問い合わせを行うケースが増えている。リスティング広告は無くなるのかもしれない
  • 数十年前インターネットが急激に普及した時のように、AIも急激に普及するだろう、Googleのような検索エンジンのあり方も急速に変化するのかもしれない。

続けて、「AIO対策の手段はあるのか?」という疑問が投げかけられました。

弊社佐藤曰く、「現状、確立されたロジックがなく、ロジックは頻繁に変わるため手探り状態。従来のSEO対策とは異なり、単一のサイトコンテンツだけでなく、ドメイン全体の様々なページがマッチ度として考慮されるため、SEOより広範な対策が必要になるのではないか。また、第三者評価(レビューなど)が重要になるかもしれない。」とのことでした。

マーケティングの焦点が「企業がアピールしたいこと」から「受け手が求める情報を提供する」方向へシフトしており、これは「口コミ」が基本だった時代への回帰とも言える、面白くも難しい時代になるという見解が示されました。

2. おわりに

このオンライン雑談会は、マーケティングにおけるAI活用に関する示唆に富む内容でした。
今まで知らなかった有用なAIツールや周辺情報を知ることができる機会にもなったのではないかと思います。

会話の内容をかいつまんだ記事にすると堅苦しいディスカッションのように感じるかもしれませんが、実際はとても柔らかな雰囲気で、上記以外の雑談も繰り広げられていました。

気になる方は冒頭のアーカイブをお聞きください。
今回参加された方も参加できなかった方も、ぜひ次回ご参加くださいませ!


アドエビスでは、こうした交流を定期的に開催しています。

開催情報は、アドエビス・CAPiCOユーザー限定のSlackコミュニティ(アドエビスの「わ」)や本ナレッジサイトでご案内しています。
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