【ウェビナーアーカイブ】ITP対応プログラムとNS/CNAMEリダイレクト結局どっちがいいの!?それぞれの違いを整理!

2024年12月24日に「ITP対応プログラムとNS/CNAMEリダイレクト結局どっちがいいの!?それぞれの違いを整理!」というウェビナーを開催しました。

ITP対応プログラムとは、プログラムを設置することによりITP影響を受けないCookieでの計測ができる、これまで弊社で推奨としてきた設定になります。
NS/CNAMEリダイレクト計測は、11月にリリースされた新しいITP影響を受けない設定です。

これまで推奨としてきたITP対応プログラムとNS/CNAMEリダイレクト計測のどちらを設定すべきか?迷われる方も多いのではないかと思い、このタイミングで設定方法も含め、それぞれの違いやメリットデメリットなどを解説いたしました。

この記事では、ウェビナーでお話した内容を要約してレポートします。

動画を見ていただくとよりご理解を深めていただけるかと思いますので、詳細については以下よりアーカイブ動画をご覧ください。また、資料はこちらからダウンロードいただけますので、あわせてご確認ください。

1.NS/CNAMEリダイレクト計測について

NS/CNAMEリダイレクト計測とは、NS/CNAMEレコードを利用したリダイレクト計測手法です。

1-1.計測概要

まず通常のリダイレクト計測からおさらいします。通常のリダイレクト計測では、広告をクリックした際にアドエビスサーバーに接続され、そこでCookie付与したのち、LPにリダイレクトが行われます。
このアドエビスサーバーのドメインからCookieを付与することになるため、サイトからすると第三者という扱いになり、これが3rd Party Cookieになります。

対してNS/CNAMEリダイレクト計測に関しては、DNSサーバーにNSまたはCNAMEレコードを登録することで、広告をクリックした際に接続されるドメインが、お客様のドメインになります。
そこでCookieを付与し、同様にLPにリダイレクトしますが、この場合お客様ドメインからCookieを付与する形になるため、3rd Party Cookieではなく1st Party Cookieという扱いになり、ITP影響を受けないCookieになるイメージです。

1-2.活用イメージ

NS/CNAMEリダイレクト計測を用いることで、大きくは下記4点の活用ができます。

  1. ITP対応プログラムと同等のCookie規制対策が可能
    ITP対応プログラムが設定できない環境下でも、ITP対応プログラムを設定したのと同等のCookieを無制限で保持できる。
  2. LPOツールとしての利用が可能
    これまではリダイレクトURLの入稿が不可の媒体も多く、LPOツールの利用はできないケースが多かったかと思うが、NS/CNAMEリダイレクト計測ではリダイレクトURLがお客様のドメインとなるため、これまで入稿できなかった媒体でも利用できる可能性がある。
  3. LPにタグがなくてもCookie規制に対応した計測が可能
    タグを用いてCookieを付与しないため、広告クリック後に流入するLPにタグが置けない場合でもクリック計測とCookie付与が可能になる。
  4. 外部サイトを挟む動線でも計測可能
    これまでのダイレクト計測だと、タグが置けない外部サイトが動線内にある場合、クリック計測ができなかったが、3同様タグを用いてCookie付与しないため、一度外部サイトを挟む動線でもクリックとコンバージョンを紐づけた計測が可能になる。

1-3.設定方法

NS/CNAMEリダイレクト計測の設定方法は大きく4ステップになります。
現時点でNSまたはCNAMEレコードを設定している場合、STEP1・2はスキップし、STEP3からの設定変更で問題ありません。
※ITP対応プログラムの設定方法はこちらをご確認ください。

STEP1.計測用DNS設定

アドエビス管理画面「設定/管理」を押すと「基本設定」の中に「システム設定」という表示があります。その「システム設定」をクリックすると「計測用DNS」というタブがあるので、こちらから設定を追加します。

キャプチャの例では「NSドメイン」を追加し、サブドメインとして「ns」と指定していますが、こちらは任意のもので問題ありません。
また、例ではNSドメインの設定としていますが、NS、CNAMEどちらを選択しても問題はないので、お客様の状況に応じて選択ください。

サブドメインを指定し次へを押すと、アラートメール設定画面に遷移します。
NS/CNAMEリダイレクト計測では、アラートメールの通知は必須となっているので、受信可能であり定常的に閲覧するメールアドレスをご指定ください。

アラートメール設定をすると、DNSサーバーに設定いただくレコード情報が生成されますので、こちらをご利用のDNSに追加します。

STEP2.DNSの設定

発行されたレコード情報をDNSサーバーに設定します。
NS計測の場合4つのレコード情報が発行されるので、それらをすべて登録してください。
正常に登録が完了してしばらくすると、アドエビス管理画面のステータスが「利用可能」に変わり、これでDNSの設定は完了です。

STEP3.入稿用URLの発行

DNSレコードの登録が完了し「利用可能」となったら、「設定/管理>広告パラメータの発行」より、入稿用URLを発行します。
NS/CNAMEリダイレクトで計測したい広告の広告IDをクリックしてください。「入稿用URL」の箇所に「NS/CNAME用」というものがあるので、こちらを媒体に入稿してください。

STEP4.入稿用URLの入稿

取り出した入稿用URLを、Google広告であれば「最終ページURL」に設定してください。
その他の媒体におけるリダイレクトURLの利用可否や設定箇所等は、各媒体社にお問い合わせください。

1-4.注意事項

今回のNS/CNAMEリダイレクト計測は、DNSサーバーを用いたリダイレクト計測機能となるので、
設定の不備によって、遷移障害が発生する恐れがあります。ユーザーが広告をクリックした際にサイトに遷移できない状態となり、広告費だけ消化されてしまう状態です。

この設定の不備ですが、Case1・2のような人的ミスが考えられます。NS/CNAMEリダイレクト計測は、アドエビス管理画面での登録とDNSサーバー側での登録が必要です。
いずれかを誤って削除してしまったなどがあれば遷移障害が発生するため、ご利用の際はサーバー担当やチーム内にて、この機能の仕様やレコード情報の重要性についてご共有ください。

Case1...DNSサーバーから該当のNS/CNAMEレコードを削除
Case2...アドエビスの計測用DNS設定から該当のNS/CNAMEレコードを削除

そのような影響を最小限に押さえるために、STEP1のアラートメール設定があります。上記のようなケースによってDNSとの疎通エラーを検知したタイミングで、弊社からメールにてお客様に通知を行うので、メールが届いた際はすぐにご確認いただける受信可能なメールアドレスを必ずご指定ください。

2.アドエビスのCookie対策について

NS/CNAMEリダイレクト計測の概要と設定方法がわかったので、これまで推奨としてきたITP対応プログラムとNS/CNAMEリダイレクト計測のどちらを設定すべきかを、アドエビスで提供しているその他のCookie規制対策も合わせて整理していきます。

こちらがアドエビスとして提供しているCookie規制対策をまとめたものです。

大きくは下記3つの対策方法があります。

  • ITP対応プログラム
  • NS/CNAMEレコード設定
  • NS/CNAMEリダイレクト計測

NS/CNAMEリダイレクト計測は、NS/CNAMEレコード設定の追加オプション機能のような立ち位置だとイメージしてください。
NS/CNAMEリダイレクト計測を利用する場合、必ずNS/CNAMEレコード設定がセットになります。NS/CNAMEレコード設定のみでは、Cookie保持期限が7日程度となっていましたが、NS/CNAMEリダイレクト計測を用いることにより広告クリックからの流入ユーザーに限っては、Cookie保持期限を無制限とすることができるようになります。

通常計測はいずれの対策も行なっていない状態を指しており、Cookieは即時削除の可能性もあります。

ではこれらの対策のうちどれを設定すべきかというと、当社はこれまでと変わらず、ITP対応プログラムを設定のうえ、ダイレクト計測を用いていただくことを推奨しています。
ITP対応プログラムはCookie保持期限が無制限であり、それがすべてのチャネルに適用されることや、ダイレクト計測だと利用する媒体を選ばないことも理由としてあげられます。

次に、NS/CNAMEレコード設定かつNS/CNAMEリダイレクト計測を用いた方法です。
こちらもNS/CNAMEリダイレクト計測を用いることで広告流入のみはCookie保持期限が無制限となるため、ITP対応プログラムの設定が難しい場合はこちらの設定を進めていただくのが良いかと思います。
ただし先ほど記載した注意事項はしっかりと把握して、ご利用ください。

最後にNS/CNAMEレコード設定のみ(リダイレクト計測は用いない)の方法です。
NS/CNAMEリダイレクトによるCookie無制限の効果が得られなくなりますが、Cookieは7日まで保持できますので、ITP対応プログラム・NS/CNAMEリダイレクト計測のいずれも利用できないという場合は、こちらを設定してください。

しかしお客様の状況によってもどれを設定すべきかは変わってくるため、フローチャートもご用意しています。こちらも参考にしたうえでどれを設定するか検討してみるとよいでしょう。

3.おわりに

ウェビナー終了後のアンケートでは「ITP対応について非常に分かりやすく対応事項がまとまっており、参考になった。」「ITP対応とNS/CNAMEリダイレクト対応についてよく理解できた。」等のお言葉を頂きました。

今後もお客様が”今気になっている情報”などのご意見を収集して企画をしていきますので、ご要望がございましたらお気軽に以下フォームよりお送りくださいませ。

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