媒体CPAが50%以上改善に成功。コンバージョン数も昨年比2.4倍に増加
株式会社不動産SHOPナカジツ様
不動産仲介業を中心に、住まいのワンストップサービス事業を展開する株式会社不動産SHOPナカジツ。
同社は3rd Party Cookie規制の影響でリターゲティング広告の成果悪化が発生しており、Cookie規制対策の必要性を感じていました。
その中で、計測データの抜け漏れを補完し、精緻かつ最適な広告配信の実現を可能にする「コンバージョンAPI」の導入を実施。
結果、Meta広告のコンバージョン数2.4倍増、CPAは50%以上改善に成功。
今回は、CAPiCO導入後前後を振り返りながら、不動産SHOPナカジツ栁様、浜田様に率直な感想を伺いました。
1.こんな方にオススメ
- Cookie規制対策を検討している方
- CAPiCOに興味がある方
2.媒体CPAとコンバージョンが向上した事例
まずはご担当されているお仕事の概要からお聞かせください。
- 栁様 :
-
当社は愛知県をはじめとする全国6エリアに38店舗の直営店を展開する不動産会社で、私はWebマーケティング課の責任者をしています。
Webマーケティングチームでは、自社サイトの運営や広告運用などのWeb施策を通して、会員登録数や来店予約を促し、Web経由での集客増大を目標にしております。
- 浜田様:
-
私はWebマーケティングチームで広告運用者として自社サイトの広告運用を担当しています。 広告運用以外にもWEBサイト制作、MAツールの運用、自社に蓄積したデータの活用に日々取り組んでいます。
2-1.CAPiCO導入前の課題
CAPiCO導入以前にはどのような課題を抱えていらっしゃいましたか?
- 栁様:
-
Web広告の出稿規模が年々拡大傾向でしたが、リターゲティング広告の成果が徐々に悪化している状況でした。
協力会社にも原因を調査してもらった結果、リターゲティング広告の成果悪化の考えられる大きな要因が「リスト数が蓄積されないことによる機会損失」や「広告媒体の計測データ欠損による機械学習の精度低下」でした。
これらは近年の3rd Party Cookie規制強化の影響を受けていることで発生しているため、なるべく早くCookie規制対策を講じることが必要だと感じていました。3rd Party Cookie規制への対策方法はいくつかあると思いますが、計測データの抜け漏れを補完し、精緻かつ最適な広告配信の実現を可能にする「コンバージョンAPI」を採用したいと考えていました。
他社でもコンバージョンAPIサービスは展開されていますが、CAPiCOを導入した背景を教えてください。
- 栁様:
-
ツールを選定する際に重要視したことは3つありました。
1つ目が計測基盤の信頼性です。精緻なデータを媒体に送信することが重要なため、変化の激しいCookie規制に対応できる開発力があるかが気になっていました。
2つ目は、設定が容易かどうか。複雑な設定はなく、誰もが簡単に設定できるものを探していました。3つ目がツールの費用感です。比較したツールは、設定にエンジニアの知見が必要であったり、導入費用がサイト規模や利用媒体数に応じて変動してしまうなど、3つのポイントが全て満足にいくものが存在しませんでしたが、当社ではCAPiCOを提供するイルグルム社の広告効果測定ツール「アドエビス」を利用していたこともあり、計測基盤への信頼性があったことはもちろんですが、他社と比べて圧倒的に低価格かつ、設定がタグの埋め込みとCAPiCO管理画面での設定のみと非常に容易だったため、CAPiCOの導入に至りました。
導入までの流れについてお教えください。
- 浜田様:
-
導入マニュアルに記載されている手順に沿って対応するだけだったので、半日もかからずに設定を完了させることができました。もしエンジニアチームにお願いすることになると、他業務との兼ね合いもあり1週間以上時間がかかってしまうこともあるため、Webマーケティングチーム内で設定が完結でき、大変助かりました。
2-2.導入後に得られた成果
導入後の得られた成果をお教えください。
- 浜田様:
-
特に媒体の機械学習に多くの顧客データが利用できるMeta広告では、CAPiCOで送信したイベント情報を学習データにも活用できるため配信パフォーマンス向上にもつながると考えています。
直近のMeta広告の運用額も昨年と比較して1.8倍近い金額で運用することができ、配信量の拡大、名簿獲得の拡大に寄与していて、昨年比でMeta広告のコンバージョン数は2.4倍、CPAは50%以上改善に成功しました。
2-3.今後の展望
コンバージョンAPIが無事連携できたことを受けて、今後の広告運用の展望についてお聞かせください。
- 浜田様:
-
顧客ごとにコンバージョンの価値を設定して、必要なコンバージョンの種類やエリアをコントロールできるようにカスタマイズしていきたいと考えています。
また、Meta広告などのディスプレイ広告のパフォーマンスが悪化している方や、主要広告媒体のコンバージョンAPI対応を一元管理したい方におすすめできるツールだと個人的には感じております。
3.おわりに
今回はコンバージョンAPIツール、CAPiCOの導入前の課題と導入後の成果についての事例をご紹介しました。CAPiCOについて詳細な説明や管理画面などについて、ご興味がございましたらぜひご相談ください。
株式会社不動産SHOPナカジツ
管理運営本部 経営戦略部
課長 栁 様
ECショップ運営やwebデザイナーの経験を活かしITアドバイザーとしてセミナーでの講演や中小企業向けコンサルに従事。
2012年株式会社不動産SHOPナカジツ入社後自社サイトを多数運営し、メインサイトのセッションを昨年対比428%アップに。webマーケティング課責任者として、webマーケとデザイン等の幅広い業務を担当。
管理運営本部 経営戦略部
チームリーダー 浜田 様
2015年不動産SHOPナカジツに入社。
Webマーケティング課にて広告運用者として自社サイトの広告運用を担当。 広告運用以外にもWEBサイト制作、MAツールの運用、自社に蓄積したデータの活用と幅広い業務に従事。
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