約270件のCVが欠損していた!?来店ビジネスで機械学習・効果検証を加速!株式会社デジタルアイデンティティ様【クリニック事業】のCV補完事例

株式会社デジタルアイデンティティ様

株式会社デジタルアイデンティティ様

https://digitalidentity.co.jp/

2009年の創業以来、事業領域の拡大を続け、現在は“デジタルマーケティングの端から端まで”顧客にあわせた支援を一気通貫で提供するデジタルアイデンティティ様。

全国規模でクリニックを展開するクライアント様のWeb集客を支援する中で、顧客特性に合わせた機械学習の活用方法やCookie規制の影響によるデータ欠損に行き詰まりを感じ、コンバージョンAPIツール「CAPiCO」を導入されました。

導入翌月よりコンバージョン計測数は約2倍に増加し、信頼性の高いデータに基づいた運用環境を整えることができたそうです。
今回はCAPiCO導入前の課題から導入後の成果、実感されている具体的なメリットなどをお伺いしました。

株式会社デジタルアイデンティティについて

幅広く、深く、高度に発展するデジタルマーケティング領域において、「共創、超戦」を合言葉に最高の結果を追い求めるデジタルマーケティングのプロフェッショナル集団。デジタルマーケティングの端から端までのご支援と、高速でPDCAをまわすことを強みとし「お客さまのビジネスの成果最大化」を実現する最適なサービスをご提供します。
会社サイト:https://digitalidentity.co.jp/

1.こんな方にオススメ

  • Cookie規制対策を検討している方
  • CAPiCOに興味がある方

2.欠損のあるデータでは戦略的なPDCAを回せない

デジタルアイデンティティの事業内容や強みをご紹介ください。

佐野様 :

当社は広告、制作、戦略立案など“デジタルマーケティングの端から端まで”を支援する企業です。Web広告運用やLP・バナー制作、サイト開発、システム構築やMAツールなどデジタルマーケティングの上流から下流まで一気通貫でサポートしています。
創業当時はリスティング広告運用とSEO領域のみでしたが、サービス事業や成長が見込まれる領域を取り込み、M&Aで成長してきました。直近では、ニーズが高まりつつある領域として機械学習やコンバージョンAPIツールを利活用したマーケティング支援にも力を入れています。

CAPiCO(キャピコ)を導入したクライアント様への支援内容を教えてください。

佐野様 :

クライアント様は全国でクリニックを展開する企業で、3年ほど支援させていただいております。
クリニックなど実際に来店いただくようなビジネスは、まずは近くの店舗に来店予約をいかにしていただくかということをKPIとして据えることが多いと思います。
実際に顧客に足を運んでもらうためには、「どれだけ具体的にサービスメリットを伝えられるか」をWebマーケティングでは重視しています。さらに「それが近くの店舗でできる」「まずは相談してみようかな」とユーザーに“自分ごと”として店舗を意識してもらうことが、成果最大化のカギとなります。
当初はリスティング広告やLPなどのクリエイティブ制作のみを支援していたのですが、良好な成果が出たことからSEOやWebサイト制作といったご相談も受けるようになり、現在では認知広告を含めたPR戦略全般の支援をお任せいただくようになりました。

導入前、クライアントの広告運用ではどのような課題がありましたか?

佐野様 :

今回のクライアント様の広告運用では、主にGoogle広告やMETA広告などを利用しています。これらのメディアでは機械学習による配信最適化が進む中、「どのように、どういったデータを媒体側に学習をさせていくか」が重要なポイントとなります。その中でクライアント様が抱えていた課題は、Cookie規制の影響により、媒体側に可能な限り精度高く、コンバージョンデータを取得させる(学習させる)ことができていないのではないか、という懸念を払拭できなかったことです。この懸念が残存する限り、以降の検証・PDCAをやりきるという点で、足かせや無駄な広告投資になり得ると議論していました。当時は可能な限り1つのキャンペーン単位で機械学習を活用して配信最適化を図るというオーソドックスな手法を取っていました。前者の懸念が残っていることでアカウント構成変更などの思い切った策が打てない状況となっており、何かしらの手を打つ必要性を感じていました。

3.複数媒体を横断的にフォローできる強み。低コストな点も高評価

その課題に対して、CAPiCOを選んでいただいた理由は何ですか。

佐野様 :

最大の理由は、CAPiCOなら複数媒体のコンバージョン補完が一つのツールで完結できることです。
複数のメディア展開を実施する予定だったため、媒体ごとに異なる計測手段が必要となると、設定作業や運用の引き継ぎが煩雑になってしまいます。その点、CAPiCOは横展開しやすく、1つのツールでまとめて対応できる点が大きな魅力でしたので、クライアント様には「CAPiCOでいきましょう」とご提案しました。
その上で「導入コスト、ランニングコストともに低い」という点は、私たちにとって提案しやすく、クライアント様にとっても導入を決断する大きなメリットとなりました。 CAPiCOは、月額15,000円から(アドエビスご利用中は月額5,000円から)と導入しやすい価格設定です。マーケティングツールは、一度導入すると長期的に使い続けるケースが多いため、コスト面でのハードルの低さも重要な判断基準になると考えています。

導入で苦労された点はありますか?

山﨑様 :

各チームスタッフにも確認しましたが、導入作業で特別困ったことはありませんでした。ヘルプページが充実しており媒体別の設定方法も分かりやすくまとめられていたので、迷うことなく設定できました。
関係者がツールを理解するための学習時間、クライアント様とのポリシー確認などを含めて、導入・設定作業は1〜2週間で完了。知識が浅いメンバーでもヘルプ内容を参照しながらスムーズに設定を進められ、「だれでもカンタン」というキャッチコピー通り、容易に設定できることを実感しました。

4.翌月には媒体計測で欠損していた約270件のCVを補完可能に

導入後に起きた変化、得られた効果をご紹介ください。

山﨑様 :

Google広告では、導入翌月の計測で、マイクロコンバージョンを含むコンバージョン計測数が約2倍に増加しました。その後も導入前と比較して月平均で約270件のコンバージョンが継続的に補完されている状況です。

佐野様 :

また、CAPiCOの導入後には、店舗の稼働率・収益性に合わせた集客を行うため、広告媒体のアカウント構成を大幅に変更しました。具体的には、配信方法を1キャンペーンに集約する運用方法から、エリア毎にキャンペーンを細分化する方法へと変更し、狙った店舗への集客・LTV効率を高める施策を行いました。
この構成変更を進める上でも、CAPiCOにより計測データの信頼性や、機械学習に足りえるコンバージョン数が確保されていたため、“データ欠損が少ない”かつ”学習に足りえる量を担保する”という前提で検証を進めることができました。これにより、コンバージョン欠損に関する仮説を考慮する必要がなくなり、分析や施策判断の精度を高められた点は大きな成果です。結果として、運用のPDCAサイクルも従来以上に円滑に回るようになりました。

5.機械学習を加速させ、先進的な広告運用を展開したい

CAPiCOを活用した広告運用について、今後の展望をお聞かせください。

佐野様 :

各メディアにおける機械学習やAIによる最適化は、今後も拡充していくものと考えています。そうした中で広告運用のPDCAサイクルを回すためには、信頼性の高いデータ環境構築が重要です。
その意味でもCAPiCOを活用して「これが最大限取得できる媒体コンバージョン数だ」と言えるデータをもつことは非常に価値があります。現在、当社の新規提案ではCAPiCOの導入を必ずご提案資料に含めています。それほど重要であると考えているツールです。
これからも、CAPiCOを活用しながらマーケティングトレンドにアンテナを張り、最新の知見とこれまで蓄積してきたノウハウを掛け合わせることで、お客様の課題解決に貢献していきたいと考えています。

6.おわりに

今回は株式会社デジタルアイデンティティ様でのコンバージョンAPIツール、CAPiCOの導入前の課題と導入後の成果についての事例をご紹介しました。CAPiCOについて詳細な説明や管理画面などについて、ご興味がございましたらぜひご相談ください。

株式会社デジタルアイデンティティ

https://digitalidentity.co.jp/

Consulting Div. 兼 AdStrategy Div.
執行役員
佐野 泰成 様

2015年に株式会社デジタルアイデンティティへ入社。入社1年目からタグマネジメント、CV計測を精緻化を行うチーム組成と推進に貢献。その後、Consulting Div.のマネージャーを経て現職。

AdStrategy Div.
ADプランナー 兼 ADツールスペシャリスト
山﨑 千礼 様

2024年に株式会社デジタルアイデンティティへ入社。WEB広告の運用者としてEC・保険など幅広い業種の広告運用改善に尽力。
現在はWEB広告に関連するツールの導入支援・促進を行う業務に従事。

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